よくトレードは余剰資金でするようにと言われる。今までその意味は生活に必要な資金まで投入して投資はしないようにという意味にだけ捉えていた。もちろんその意味に間違いはない。
が、たとえそれだけの考え方だとなかなかうまくいかないのではと思えてきた。
つまり、生活に必要な資金を差し引いて、1万円、10万円、100万円とお金を用意したところで、トレード内における余剰資金、つまりロットの管理をしっかり行わないと利益にはなりにくいということ。
言い換えると、余剰資金とは全体の資産総額における余剰資金という考え方と、トレードのために入金した総額における余剰資金とを別に考えないといけないということ。
10万円投資するなら、その中でトレードに投入する額は十分に余裕を持たないといけない。海外口座の場合ポン円のようなボラの高い通貨ペアだと、1ロット0.05でも逆行するとまぁまぁな損失額になっていく。
勝ためのロットとは
自分のように常にパソコンに張り付いてスキャルで狙うタイプではないトレーダーにとって、1日、1週間、場合によってはそれ以上の期間にわたる値動きに対応できるロットであることがまず大事。
極論から言うと、今の自分にとっての適切なロットとは
1000pip逆行しても余裕で放置しておけるロット
相場というのは原則的に波を描く。放置していればいずれ戻ってくるはずのもの。放置さえできれば損切りビンボーになることを心配する必要もないし、それが作戦なのだから損切りできないことを悩む必要もない。
ただしこの作戦の欠点は、長く保有している割に薄利。なかなか資金が増えてこないということだろう。だからこそ、とにかくしっかり働いて投資に回せる「余剰資金」を増やすこと。投資で資金を増やしていこうと考えるより、
まずは労働である程度の額を稼いで、投資に投入して低いロットでやる。
これこそが無敵手法。
とはいえ損切りは必要
損切りをしないこと、言い換えると、放置できるロットでトレードすることこそ無敵手法だとは思うが、やはり損切りは必要だと思う。自分の資金における許容損失はやはり考えておかないとまずいし、だらだら保有することは機会損失にもつながる。では、どのように損切りするポイントを見つけていくかと言うことになる。
ここで必要なのがダウ理論と、相場の勢いに関する理解。
ダウ理論がわかっていれば、押し目、戻りのラインを探して水平線でトレードできる。
でもここで注意したいのは、自分のトレードしたい時間足にこだわると、その時間足の中で無理やりダウ理論を当てはめてトレードしてしまうこと。
このループに陥ってしまうと、根拠の薄いところでエントリーやナンピンを繰り返してしまいかねない。結局全体でのロットが増えたり、自分でも資金管理ができなくなる可能性が高い。
そこで、エントリー足を1時間とこだわるのではなく、チャートに応じて1時間、4時間、日足、場合によっては週足と臨機応変に変えることがしっくりきている。
どう選ぶかというと、ダウがしっかり終えるチャートを形成しているかどうか。それが1時間ならいいが、押し目や戻し目として弱いと感じるなら無理せずさらに上位足でみればいい。
そして、そのように選んだ主役の時間足のチャートから逆算し、ダウが崩れるポイントを最終ラインにしてポジションサイズを計算していく。ライン際から離れたところでエントリーするなら、それなりにロットを小さくする必要がある。
引きつけるラインの候補をいくつか探すこともできれば計画ナンピンもしやすく全体の資金管理を前もって(最悪の状況を考えて)準備することができる。
さらにダウの目線は変わっていなくても、プライスアクションの知識があれば相場の勢いがどちらに傾いているのかを知ることができる。マルチタイムフレームでの分析も重ねれば、なおさら根拠を厚くしていくこともできる。
このように他の根拠をダウに組み入れることで、ダウ理論での最終ラインの計算と、相場の勢いでダウの目線に縛られないトレードができると言うこと。
相場における柔軟さはこう言うことなのかと思う。



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