マークダグラス著。本を読んで印象的だった文章や、内容を抜粋してまとめています。※→がついている文章は基本的に個人的な感想やまとめです。
トレーダーとしての必要スキルを学びその向上に意識を集中させる。利益とはそのスキルの単なる副産物に過ぎない。
P50
各トレードに自分の夢をすべて実現できるチャンスがあると思う考えを捨てること。個人的な問題だけにとらわれていると、次第にマーケットの動きを客観的にとらえることができなくなる。
P76-78
エントリーは利益の可能性に対して自分の信念を賭けること。(楽しい)
損切り、利確はどちらも貪欲さ、損失、失敗などマイナスの動機が引き金となる。(楽しくない)損失を取り返そうという復讐心があるとマーケットが今差し出している利益では満足できない。今の利益のチャンスも受け入れようとしない。現在と将来の利益のチャンスも拒否している。
P86
人間の心理として、マーケットの分析ができているにも関わらず他の人の意見を参考にしようとする。それは自分が責任を持ちたくないから。しかし、自分で決めたルール、分析を徹底した方がうまくいくということは少なくない。
P94-98
責任をとるというのは自分を容認すること。
プラスにとらえることができればできるほど、自分にとって都合の悪い情報を避けることができなくなる。それでまずは『自分の責任のとれるトレードを確立する』ことが不可欠。
需要と供給の原則とは、恐怖心と貪欲さ。
欠乏、不安定に基づいて恐怖心は生み出される→需要が高まる。
貪欲になるほど飽和していく→供給が高まる。マーケットの動きの理由を詮索するのではなく、多くのトレーダーが欠乏感やトレードミスによる恐怖心から、今のマーケットをどのように見ているのかを読み取ることが大事。
目標に近づけるためのプロセス
P117
①チャンスを認識する能力
②トレードを実行する能力
③利益を累積できる能力
成功するには自己信頼が不可欠。恐怖心はトレードに様々な悪影響を及ぼす。
トレードを実行する能力とは、恐怖心を持たないでトレードできるか。恐怖心を克服するには、どのような局面でも適切に行動できるほど自分に対する信頼と自信が必要。
本当に怖いのはマーケットではない。必要なときに必要なことを迷わずに実行できない自分自身。その恐怖心の最も大きな悪影響は全く行動できなくなること。
P121
トレードで成功するための必要条件=自己評価
マーケットがお金をくれるわけではない。マーケットで利益のチャンスを認識し、トレードを実行するという自らの能力によって自分自身がお金を引き寄せている。→その自分の信念に基づいてきちんと行動できるように。
P122
彼は他の人の相場観は気にしないと決めていた。少なくとも彼は自分自身を信じていると思っていた。しかし、トレード中フロアトレーダーのいうことに耳を傾け予定よりも早く手仕舞いしてしまった。その後相場は彼の思惑通りに動き、利益を得そこなった。しかし彼はこのトレードをミスとは考えなかった。
『まだ他人の意見に左右される自分に対する貴重な教訓とした』のである。
→ミスをマーケットのせいにしない。寛容な心で間違いやトレードミスをした自分を許さなければならない。
自分を受け入れるという強い信念を持っていればマーケットに反映される。何をすべきかはマーケットから聞こえてくる。マーケットとはその時の自分のスキルと自己評価を直接反映したもので、トレード結果とはマーケットへの深い洞察と、それに基づいて行動する能力を表している。
P130
マーケットに対する恐怖心がどれほどトレードに大きな影響を及ぼしているのかをよく理解し、そうした恐怖心から解放されるならば、あなたはいわゆる『大衆』から離れることができる。
つまり大衆とは一線を画したところから、トレーダーの行動を客観的に観察できるようになるが、それは恐怖心に支配された心の状態からすでに脱却した証拠である。
自分を変えるためには、外部の正解に投影される自分の心の世界をよく理解することから始めなければならない。
P136
【恐怖心を克服する重要さ】
P186
勝ちトレードでは含み益を失うのではないかという恐怖心から、早めにポジションを手仕舞おうとするような情報に注意が向けられる。
負けトレードでは、損失に対する恐怖心から、自分は負けていないことを示唆する情報に注意が向けられる。
恐怖心を持たないでトレードすることができなければ、利益を伸ばすこともできず、損切りすることもできない。
恐怖心をなくすためには、自分を完全に信頼し、マーケットのすべての情報を受け入れ、どのような局面でも迷わずに行動できるようにする。
すべての努力には自己信頼が必要である。
皮肉なことに、人間は基本的に自分が正しいと思っている。その中で、新しいことを学ぶ必要があると最終的に決心させるものは、苦痛である。苦痛を味わうとき、新しいことを学ぶ必要性を痛感する。(それまでの信念の有効性と人生のあり方に全面的な見直しを迫られる)
P207
価格は多くのトレーダーが割安と考える水準まで押す。
大衆が上昇トレンドを見て、一斉に買いを入れるまでに、プロのトレーダーは相場が終わりに近づいていることを知っている。買いたい人はすでに買っており、さらなる上昇を望むものの、その可能性は低いことを知っている。それで、まだ買いが入っているうちに(価格が下がりきらないうちに)利食いを始める。最後の買い手が買ってしまったとき、上昇相場は終了する。大衆はパニックに陥るが、それは単に相場が自らを支えきれなくなっただけである。
P286-288
トレードとは完全に心の在り方を反映したもの。マーケットに逆行するのではなく、自分自身に逆行している。心が恐怖心でいっぱいになっている人は回避したいまさにその状況を自分で創造している。大きな恐怖心を持つトレーダーは行動の選択肢が狭くなるうえに、他人に自分の行動を簡単に読まれてしまう。
自制心のベースとなるのが自己信頼。それが恐怖心をなくす手段。
トレーダーにとって大切なことは、お金を儲けることよりも自分で決めたルールをいつも順守すること。それができないとどれだけ利益を上げてもやがてすべてマーケットに持っていかれてしまう。
P292
自分に利益をもたらすのはマーケットではなく、自分の能力。
損切りが避けられないことを認めることは、トレーディングスキルのひとつ。すべきことをしていれば何も恐れることはない。
成功の近道は、取り入れる情報を絞り、特定のパターンのエキスパートになること。
P300
ギャンブルは結果を予測する合理的な方法は何もない。つまり、統計的な確率がまったくランダム。それで、プレーヤーは結果に対して責任を負わない。一方で相場は自分に信念をもつトレーダーが将来の結果を作っているという意味で決してランダムではない。そのためトレーダーには責任が生じる。重くなればなるほど、自尊心を傷つけられることも多く、それがトレードの実行を難しくしている。
P304


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