プライスアクションの背景を考えつつMTF分析でのエントリー解説

FX

今回はちょうどポン円の意識していたライン192円を本日上抜けたので、ここからサポレジの転換(192円を境にして価格帯が変わること)を狙ってのロングを検討したいと思います。

サポレジ転換(サポートラインとレジスタンスラインが入れ替わること)が起こる理由をまず考えておきましょう。

1. 心理的な要因

• 市場参加者の心理: ある価格水準が長期間にわたり支持線や抵抗線として機能すると、多くのトレーダーがそのレベルを重要視します。

たとえば、ある価格がサポートとして機能している場合、その価格まで下がると多くのトレーダーが「買い」を入れ、価格を押し上げます。

しかし、もしそのサポートラインが破られた場合、それは市場の流れが変わったことを示し、多くのトレーダーがその価格を「売り」のポイントとみなすようになります。

これにより、以前のサポートが新しいレジスタンスに転換します。

2. ポジションの調整

• 損切りと利益確定: サポートラインが破られると、そのレベルで買いポジションを持っていたトレーダーが損切りを行うことがあります。

これにより、売り圧力が高まり、価格がさらに下落します。同様に、抵抗線が破られると、売りポジションを持っていたトレーダーが損切りを行い、新たな買い圧力が生まれます。これが新しいサポートラインの形成につながります。

3. 需給の変化

• 需要と供給の転換: サポートラインが破られた場合、それまでの買い意欲が減少し、売り圧力が高まります。この結果、以前は買い手が多かった価格帯が、今度は売り手が集まりやすい価格帯となります。これが、サポートラインがレジスタンスラインに転換する理由の一つです。

4. 価格のメモリ効果

• 価格の履歴に基づく行動: トレーダーは、過去の価格履歴を基に取引を行う傾向があります。以前サポートとして機能していたレベルが抵抗線に変わると、その価格付近での売買が再び活発になる可能性があります。

これにより、価格が再びその水準に達した際に、売り圧力が強まり、新たなレジスタンスとして機能します。

というわけで、サポートやレジスタンスの転換は、心理的要因、ポジションの調整、需給の変化、そして価格のメモリ効果など、複数の要因が複雑に絡み合って起こります。

これらの要因により、以前の支持線や抵抗線が逆の役割を果たすことになります。

定義を考えるとなんだか難しいですが、要するに、意識されて何度も価格が跳ね返っていたラインをぶち破ると、色んな思惑が重なって一旦価格はそのラインに戻ってきてから本格的にぶち破った方向に動き始めるよってことです。

では、同じ時間のポン円、それぞれの時間足での動きを見ておきましょう。

ライン上抜けからのサポレジ転換を試す動き

4時間足ではずっと意識されていた192ラインを上抜けしてからヒゲをつけて価格を戻しています。

1時間足では192のラインで反発ヒゲをつけて上昇するのか!?という動きです。

その時、1分足ではこんな感じ。確かに反発はしていますが、1分足のダウ転換はしていません。つまり、1分足での目線はこの時まだ下です。

この時点で各ポジション別の思惑予想

ロングしてた人→抵抗となっていたラインを上抜けて利が乗った。これで192円の壁を抜けて次の目標までいける。サポレジ転換ゾーンで買い増ししたい。

ショートしてた人→①まじかよ。上かよ。でもまだ長期では下目線だし保有しとこう。なんなら天井狙いでナンピン準備だわ。②まじかよ、上かよ。ここは一旦撤退準備だ。サポレジの転換ゾーンまで戻ってきたら損切りしよう。

ノーポジの人→上かー。なるほど。ロング目線で入りどころを見つけよう。まずはサポレジの転換狙いだな。

大口ロング狙い→ライン抜けたな。一気にロング投入してショート勢のストップ刈ろう。

大口ショート狙い→よし上抜けたな。これで大衆は上目線だ。一気にショート投入してロング勢の損切り巻き込んでさらに下を目指そう。(上抜けを騙しにしよう勢)

こんな感じなのかなと推測します。

これらの思惑、そしてどの思惑を抱く人が今の相場で最強なのかはわかりません。でもサポレジの転換の勢いを見ることで、誰が力を持っているのかある程度推測することは可能です。

MTF分析でエントリーを考える

その勢いがどちらに向いているのか、ロングを打ちたいならどこで打てばいいのか、それを見極めるのがMTF分析です。

私の場合、基本的には1分足から見ていきます。

まずは1分足のプライスアクションに注目してみましょう。

このように結局そのまま綺麗に反発はせず、レジスタンスとなっていたラインを大きく下抜けています。今の所、このラインでの反発は強くなかったことがわかります。1分足のプライスアクション、ダウ転換をしっかり待てば、安易にレジスタンスとなっていたラインでロングをして、含み損をかかえることは避けられました。

私の場合、このような時、次に見るのは一時間足の上昇ダウカウント、押し目のラインです。

押し目として意識されそうなのは191069ですが、この1時間足上昇トレンドの勢いがある程度強いなら、191595あたりでの反発もあり得ます。

とりあえず191595辺りでの反発を想定しつつ、このラインでの1分足に注目して行きたいと思います

もし、このラインまで落ちず、1分足で上昇のプライスアクションとなった場合、192000のラインはやはり意識されており、多少のオーバーシュートしてからの折り返しだったという可能性が強まります。

その後1分足で折り返しが入りました。若干ダウ転換と捉えるには強引な気もしますが、これを見てロング入れる人もいると思いますし、作戦として悪くないと思います。また、これを見て192でロングを入れてた人は損切りを保留しキープするかもしれません。こうした原因でここから上がる可能性があります。

と思いきやさらに下落。1分足目線定まらず。こうなってくると5分、15分で反発を確認した方が良さそうです。

5分で見るとこんな感じ。191964を上抜けたら反発開始と見てもいいと思います。

5分ではまだポイントまで来てませんが、1分足でははっきりダブルボトムからの反転。

191821あたりまで戻ってきてからのロングはアリな展開です。

ところがまた上昇否定してきます。ロング勢は歯がゆい展開ですね。

少し時間足を大きくして俯瞰してみます。

そうこうしている間に15分足の押し目買ゾーンまで落ちてきていました。191595のライン際まで待つ方がいいかもですね。

15分のポイントまできました。ここからの反発をいったん見ていきたいと思います。

少し揉み合ったものの再下落。これは1時間足の押し目ラインまで戻してきそうですね。191069付近まで下落が続くことも想定に入れます。とにかく1分足でもダウ転換していないのなら、安易なロングはダメです。

途中経過はこんな感じ。1分足ダウ転換を目指して上がるものの、ギリギリ跳ね返されてる状況です。

1時間足では長い髭をつけているのでここが反発箇所になる可能性はゼロではないですが、まだロングを打つには早いと言えます。

そうこう言ってる間に一分間でダウ転換しました。ここでロング打つのはアリだと思います。

損切りは1分ダウ下落への転換点割れ、もしくはざっくり1時間足のヒゲ下もあり。

5分足も上へのダウ転換。ロング検討するトレーダーがさっきよりは増えていると思われます。ここでロングもありです。

はっきりと上昇始めましたね。やはり1分足のダウ転換をみてロング勢が増えた&ショートの手仕舞いが入ったと思います。ここからもしロング検討するなら、

191652まで一旦戻してからロングが安全でしょうか。損切り幅も節約できますしね。置いていかれたくない場合は、ちょっと遅いですがこっからロングもありです。

1分足もいっさい押しを作らない、けっこう強いモメンタルですね。

ポイントの192を再度試しています。ここを再度高値更新すればいよいよ上昇が始まる可能性大。

ちなみに、あさ192を超えたものの、4時間足では

こんな感じの長い上髭になってます。ヒゲを否定してくれたらいよいよ上狙えますね。ここからロンドン勢が参戦してきますので、大きく動くかもしれません。

v字形成して高値更新してくれたら、ロング勢は結構強いかもしれないです。

多少押し目は作るかもしれませんが、この段階でさらに上に抜けてくることを確信しています。

4時間足でも勢いがありますね。このまま長ヒゲをつけずに確定したらさらに上に伸びる根拠が加わります。

しっかり抜けてくれました。こっからは利確をどこにするかという問題になってきますが基本的にはエントリーとは逆に、この上昇ダウが転換するところで利確という考え方です。

ただし、利確の方法も相場状況で伸ばした方がいいのか、目立つライン到達で手仕舞いした方がいいのか変わってきます。

ちなみに今の相場では

ちょっと注文の線がうるさくてすみません。

日足の197000付近までは伸ばせるのでは、、と考えているので、増し玉&分割決済で対応できたらと思います。さらに安全にトレードしたい場合は、明確なラインをクリアしたらストップを引き上げていくと、例え急落しても利益を確保できます。

まとめ

今回は192円のサポレジの転換を狙ったトレードでどんなふうにMTF分析を取り入れるか解説しました。

よく、1分足とか5分足でタイミングを、、というトレーダーさんがいらっしゃいますが、つまりはこういうことですね。

私のトレードはチャートに張り付いて入れるわけではないので、実際に1分とか5分のダウ転換を見てのエントリーは簡単ではないため、主要なライン際でのトレンド方向への順張り注文をしています。

ただしこの方法だと基本的にしっかり反発を確認して入れないという脆さがあるんですよね。だからこそ、分割エントリーでさらに深いところにも注文を入れてます。

今回のトレードでは192付近でロングしました。その後思ったより深く戻したのでナンピンかなーと思いましたが、ナンピン予定地点まで落ちずに折り返してくれました。

結果的に見れば、1分足でダウ転換したらエントリーだと何度か損切りを喰らう相場でした。少し我慢して5分足でのダウ転換を待てば無駄な損切りなしで、反発の最初の方から捉えられた相場でした。

それと、ヒゲだけでは反発の確認としては十分ではありません。いい髭はつけてるけど下位足ダウ転換されていないこともありますからね。

きちんと下位足のダウ転換がされていることを確認してから入る方が、無駄な損失が防げるのと、損切りラインが明確になるという利点があります。

エントリーは慌てずにというのは、こういうところですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました