「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」
名将野村監督の名言を胸に、振り返りたくははない負けトレードを振り返ることで、己の未熟さを痛感し、謙虚に、慎重に相場に取り組む精神力を身につけましょう。
今回は2024年9月9日。
苦手とする下落相場。
現在の手法の確認
まずは、現在の手法。単純にこれだけ。まじでこれだけ。↓

Aがエントリー。Bが損切り。Cが利確。全て5分足。
単純にダウのトレンド方向に抜けたところでエントリー。エントリー箇所を形成したきっかけとなった価格を抜けたら損切り。その後、利が伸びていったらダウ転換するポイントで利確。
超シンプル。そしておそらく王道。
ただしこの手法の弱点は、知らず知らずに中途半端なところでエントリーして不安定なレンジ相場に巻き込まれること。そうなると高値掴みand安値掴みを繰り返し、損切り貧乏になっていきます。
2024年9月9日はまさにその展開。
5分足でのトレード記録

わかりにくいかもしれませんが、時系列に行くと、
①下抜けでショート、逆行してダウ転換で損切り→ルール通り。どんまいトレード。
②5分のレジスタンス抜け確認。完全に上転換と見てロング。1Hのレジスタンスライン際で反発したので利確→ルール通り。ただ利確は本来もう少し粘っても良かった。が、1hのレジスタンスがあったので、勝ち逃げという観点ではOK。
問題は、次のAの箇所である。。
1hのレジスタンスラインがあるにも関わらず、ラインを抜けてもいないのに、ロング。。。反発して損切り。
さらにBの地点も注目。
1hのレジスタンスを上に抜けたのでロング。これはルール通り。でも反発して損切り。その後このラインぎわで揉み合い。高値抜けでロングするも逆行して損切り。
問題点を掘り下げる
まずAの地点での出来事で言うと、エントリーが早すぎる。ロングを打ちたいならせめてしっかりと直近高値を抜けてきたところで打つべき。それを中途半端に抜けもしないところでなぜかロングしているからダメ。無駄な損切りをうんでしまった。これはもう言い訳のしようがない、ケアレスミス。
B地点の出来事は一見ルール通りなのでいいのかもしれないが、1hのレジスタンスのラインを考慮するともっと慎重になって然るべきところだった。1hのレジスタンスということは、大局から見ていまは下落相場の途中ということだからだ。
ついドキュメンタリーな口調になってしまいましたが、つまりはそういうことです。
これを防ぐための手段はあるのか。
あります。
大局にさからうな
5分足のダウ転換を狙うトレードは本来王道、そして損小利大になりやすい手法だと思います。
ただし、5分足だけ見ていると、大きな流れに逆らったトレード、つまり逆行しやすいエントリーをしてしまう可能性が格段に増します。
ではどうするか。MTF分析です。
この時の1時間の様子を見てみます。

黄色の部分が2024年9月9日。
まず確認すべきことは、1時間足の目線です。明らかにこの時点での目線は下。
この時点で、上目線と判断していいのは、Aのラインを上抜けしてからです。
となると、ここからロングの勢いが強くなる可能性はあるものの、はっきりとダウ転換が起こらない限り、依然として売りたい勢が多いはず。
だから、基本的にショートのみを狙うべきなんです。
それにも関わらず、赤のライン(1h下落のレジスタンスライン)を少し抜けたように見えてロング。結局レジスタンスが機能して跳ね返され損切りになっています。
その後大きく下落したのに乗って多少は取り返したものの、初めから1時間のダウが転換しない限りはショート目線でいれば、レジスタンスライン際はむしろ絶好の売り場になっていたはずであり、一旦反発してさらに安値をつける大きな下落にのれたはず。
ちなみに1時間足のダウ転換が起こるのは、ダブルボトムをつけてからの上へのブレイク。エントリーはブレイクアウトで追いかけるか、一旦戻してからの5分足上転換を狙うかのどちらかです。すくなくても、①か②でロングを打つのが安牌。
相場は一定のパターンを繰り返すので慌てなくてもいい。
ただ、リアルタイムで稼ぎたい気持ちに負けてしまうと、都合のいい解釈をしてしまうことと、俯瞰で見る目線を忘れてしまうこと、この2つの問題にやられてしまいます。
ルール通りに淡々と。
相場はいずれわかりやすい動き、プライスアクションを形成する。
慌てず、欲張らず、弱気になりすぎず、強気になりすぎない。
負けに不思議の負けなし。


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